ポンコツ近況報告　視界ゼロの迷走フルスロットル、ええ

皆さま、お久しぶりであります。視界ゼロ、体力ほぼゼロ、家庭内序列はええ、ほぼ「地べた」。犬にさえ勝てない男、私であります。

生活改善、徹夜、グルメ衝動に振り回され、本人でさえ「私は何と戦っているのか？」と見失いがちな毎日であります。ここに最新の近況をご報告申し上げる次第であります。

ルイボス沼に沈む毎日であります、ええ

めまい改善の一環として始めたルイボスティー習慣。本来は一日2リットルを目指しておりますが、ええ、現実は1.5リットルで「よくやった私」と達成感が湧く有様であります。

2リットルへの道は遠く、もはや登山であります。

妻の多大な支援を得て、1日1200kcal以下（多分）という、成人男性としては攻めすぎなラインを死守しております。

朝はこんにゃくベーグル＋オイコス＋コーヒー。昼もこんにゃくベーグル（このあたりで心が折れかける）。夜は妻のお弁当とサラダ、または豆腐・納豆・キムチの発酵三兄弟。

甘いものが欲しい日は、おからクッキーをボリボリ噛み砕き、ええ、ルイボスで流し込むという、人間としてどうかしている荒行で耐えております。

精神はギリギリ、腸だけは絶好調。なんともアンバランスであります。

近所のガイドヘルパーさんの力を借り、週に多いときは約二時間、11000歩、7km歩いております。

しかし問題は服装でありまして、両サイドに謎ラインの入った、昭和の亡霊のようなだっさいジャージを着て歩くため、公園の皆さまからは「修行？」「更生プログラム？」という視線を浴びております。

視界ゼロでよかったと、まことに心の底から思える時間であります。

ここで大きな進展がありました。最近、めまいが日常生活で忘れるほどに軽快しているのであります。

先月の通院の時点ですでに今とほぼ同じレベルに達していたように思います。「あれは何だったんだろう？」と首をかしげるばかりであります。

ルイボスを飲み、こんにゃくを噛み、だっさいジャージで歩く生活を続けておりますが、ええ、それらのおかげで改善したとはまったく考えておりません。

めまいは、一時的に現れ、自然に消えた——ただそれだけのことじゃないかと。

ただ、この「修行のような生活」そのものは心身の健康に良い影響をもたらしたのは間違いなく、ええ、今後も継続してまいりたいと考えております。

そして朗報であります。ついに体重が70kgを切りました。パン一で69.9kg（2025年11月15日時点）であります。

視界ゼロでも二度見したくなる衝撃でありました。60kg台なんて、ええ、いつぶりなのか？記憶の引き出しを探っても見つからないほど久方ぶりであります。

努力が数字で返ってくる——ええ、これはもう生きていてよかった瞬間でありました（カロリー不足で涙は出ませんが）。

しかし私には「食欲」という名の魔物がおりまして、突如として「食べたい！」が襲ってまいります。

そこで発動するのが私独自のインチキ理論、「朝か昼までに食べればカロリーゼロ」であります。ええ、完全に虚構であります。

その結果、朝8時に新宿でガイドさんと集合し、錦糸町のサイゼリヤでモーニング遠征を敢行。気づけばランチまで居座るという暴挙に出ました。

別の日には肉めし岡もとが気になり、会社帰りに夜の肉欲遠征。ええ、結果は圧倒的勝利。また行きたい、住みたい。

10月25日、妻とともに10月2回目の筋肉少女帯ライブ（豊洲）に参戦しました。

妻は冷静、私は気持ちだけ最前列の住人。視界ゼロでも音だけで世界が立ち上がる、ええ、本当に最高の時間でありました。

海外の直属上司から突然のメッセージが飛んでまいりました。「自己評価、明日までに出してください」。

……ええ、明日であります。提出期限まで1か月も余裕があるのに明日であります。

しかも目標欄には「作りもの」があり、「未完成」「完成予定」などとは書けず、ええ、「完成しています」とするしかない地獄仕様。

しかかりのままで翌日を迎えれば「じゃあ見せて」でゲームオーバー。キャリアが粉ミジンに砕け散る未来が確定であります。

そこで私は、視界ゼロでも「徹夜だけは異様に強い」という謎スキルを発揮し、ほぼ徹夜で作りものを仕上げました。

翌朝の心境はただひとつ。「もう今期は終わったであります……」。ほかの社員より早く勝手に期末を迎えてしまった男、私であります。

以上、ルイボスに沈み、こんにゃくを噛み砕き、だっさいジャージで7km歩き、甘いものを絶ち、朝からサイゼへ行き、筋少で暴れ、海外上司の一言で徹夜し、めまいは勝手に消え、そして69.9kgまで体重が落ちた男の近況でありました。

視界ゼロでも迷走は止まりません。ええ。これからもポンコツ道を、迷子になりながらも粛々と歩んでまいります。

どうか皆さま、温かい目で——ええ、できれば視力の良い目で——見守っていただければ幸いであります。